2007年10月25日
顔料の耐性
強くあってほしいです。
耐光性
有機顔料の化学構造は、太陽光や紫外線に弱く、屋外の直射日光が当たるところでは色が無くなり易い。屋外に長期間掲示されたポスターの写真が青黒くなっているのは黄と紅の色が無くなって藍と黒のみが残った結果である。長期掲示されるポスター類には有機顔料の中でも耐光性の良いものが使われる。無機顔料は一般的に耐光性が良好で、建築物の塗料に多用される。工業的に耐光性は促進試験機で光を曝露して評価される。ブルースケールと呼ばれる褪色度の異なる8種類の染料で染色された標準布を試料と同環境に置き、試料の褪色の程度をブルースケールと比較して8段階の評価を数値化して表示する。
耐候性
英語ではWeather Fastnessと表示されており、主に塗料塗膜で日光曝露をして褪色の程度をJISグレースケールで5段階評価する。耐光性との違いは屋外で曝露するため、雨、また降雨に含まれる化学物質の影響を受ける。
耐熱性
陶器の着色など焼き付ける場合には最も高い耐熱性が求められる。プラスチックの着色に使う場合はその軟化点以上、レトルトパックの印刷には100℃の沸騰水に耐える顔料が求められる。
耐溶剤性
顔料は溶媒・溶剤に不溶であることが定義であるが、有機顔料の場合多かれ少なかれ溶媒に対して溶ける。使用用途により条件は様々であるが、温度や溶媒の極性により溶出度は大きく異なる。特定溶剤に規定時間湿潤した後、溶出した色の程度で評価する。
その他、使用目的によって耐水性・耐油性・耐アルカリ性・耐酸性等の耐性が求められる。
親和性
顔料が粉体のまま使われることはほとんどなく、塗料・インキ・絵具・クレヨン・クレパス・カラーマーカー等の形で使われる。これらは顔料を水や油・溶剤、樹脂・ワックスなどの混合物(ビヒクルと呼ばれる)に練り込んだものである。顔料は使用目的に応じたビヒクルに対しての親和性を要求される。親和性が損なわれれば、現象として発色が阻害され鈍い色相になったり、不鮮明に発色する。また混合物の物性においては、粘度が高く扱いにくくなる場合もある。親和性を制御するために顔料の表面を改質し、ビヒクルの吸着を上げる技術が知られている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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